バス釣りで使うPEラインの太さ・号数について(ベイト・スピニング別)

ライン
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「バス釣りでPEラインを使いたいんだけど、どれぐらいの太さを選べばいいの?」

PEラインを使ったことがないと、どの太さにすればいいのか悩んでしまいますよね。

結論から言うと、スピニングリールでは0.4~1号を、ベイトリールでは1.5号〜4号のPEラインが使うのが太さの目安です。

あとは、狙いたい場所と使うルアーでPEラインの太さを決めていけばOKです。

それでは、バス釣りで使うPEラインの太さ・号数について詳しく紹介していきます。

 

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スピニングリールなら0.4~1号を目安に選ぶ

セッティング例

PE0.4~0.6号(リーダー・フロロ1〜1.5号)

ライトリグ(ダウンショット・ネコリグなど)・小さめのハードルアー・トップウォーターで表層系

PE0.8~1号(リーダー・フロロ2〜4号)

スピニングヘビキャロ・ノーシンカーの遠投・パワーフィネス

スピニングリールには一番細くて0.4号、太くて1号までのPEラインを使うのがおすすめです。

もっと細い0.2や0.3号を使う人もいるんですが、トラブルが起きやすくなるのでおすすめはしません。

そこまで細くしなくても、バス釣りでは十分使いやすいです。

あまりにも細いラインにすると、PEとリーダーの結び目で切れる、アワセ切れ・キャスト切れを起こしやすくなります。

0.4号までなら、そこまで神経質にならずに使えると思います。

0.4号での詳しい釣り方はこちらで紹介しています。

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0.4~0.6号のPEラインを使えば、軽い仕掛けでも遠くに飛ばすことができますし、ハードルアーは伸びのなさを活かしてキビキビ動かすことができるようになります。

ラインが水に浮くことを利用して、表層系のルアーを使ってみるのもいいでしょう。

0.8~1号のPEを使えば、遠投して釣ることもできるようになります。

とくにヘビキャロやノーシンカーの遠投にはかなり有効です。

というのも、PEラインは伸びがほとんどないので、沖でもしっかりとフッキングできるようになります。

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ラインが細くて軽いので、軽いルアーを遠くまで飛ばすことができるようになります。

こうしたメリットを活かして、スピニングリールでPEラインを使ってみましょう。

単純に近距離を攻めるのであれば、フロロカーボンのみで釣りをしたほうがやりやすいと思います。

 

ベイトリールなら1.5~4号を目安に選ぶ

セッティング例

PE1.5号〜2号(リーダー・フロロ2.5〜5号)

ベイトタックルでなんでも・ベイトフィネス

PE3〜4号(リーダーなし、直結)

ヘビーカバー・パンチング

ベイトリールには1.5~4号までのPEラインがおすすめです。

ベイトリールで細すぎるPEラインを使うと、キャストしたときやリーリングでスプールの溝にラインがはさまったり、ラインがスプールに食い込んでしまうトラブルが起きます。

ベイトリールでPEラインを使うときには、なるべくトラブルが起きないようなタックルセッティングとブレーキセッティングが重要です。

PEラインはコシがないので、一度バックラッシュすると元に戻らなくなってしまいます。

こうした理由から、ベイトリールでのPEラインを使って遠投するときにはとくに注意が必要です。

バックラッシュに注意して使えば、ベイトリールでPEラインを使うメリットはいくつかあります。

PEラインは伸びがなく強度が強いので、カバーから一気にバスを引きずり出すことができます。

ラインに巻きグセがつかないので、ベイトタックルでも細かくルアーをアクションさせることもできるでしょう。

PEラインの1.5~2号までを使えば、軽い力でルアーをキャストできるようになります。

ラインが軽いのでスプール自体も軽くすることができ、スプールのレスポンスが良くなります。

遠投目的でPEラインにするというよりも、軽い力でそこそこの距離を出し続けるイメージですね。

あとは、PEラインの3〜4号を使って、ヘビーカバーを攻めたり、ウィードマットへのパンチングに使うことができます。

PEラインの細さとコシのなさを活かして、狭いスポットにもルアーを奥まで送り込むことができます。

太いフロロやナイロンだと巻きグセがつきやすく、ライン自体も太いので、ルアーが入る前にカバーにラインがひっかかってしまうんですよ。

PEラインなら細くてコシがないため、狭い場所でもスルスルとルアーが入っていきます。

 

PEラインの太さは使うルアーとバスの居場所で選ぶこと

PEラインの太さについては、使いたいルアーとバスの居場所で選ぶようにしましょう。

このあたりはフロロカーボンやナイロンでの選び方と変わりません。

  • ルアーが小さく軽くなるほど、オープンウォーターになるほど細いPEラインが使える
  • 重くて大きいルアーを使うとき、カバーやストラクチャーが濃く複雑になるほど太いPEラインを使う

細くなればなるほど飛距離も出ますし、操作感もアップします。

太くなればなるほどヘビーカバーやウィードマットでも攻めることができます。

自分が狙いたい場所、狙いたいバスの大きさによってセッティングを考えるといいですね。

また、リーダーについては、強度で合わせる場合はPEラインの太さの5倍、太さを合わせる場合は2〜3倍の太さのラインを選ぶのがおすすめです。

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PEラインの太さ(号数)・強度・直径の一覧

号数 強度(lb) (kg) 直径(mm)
0.4 8 3.6 0.108
0.6 12 5.4 0.132
0.8 16 7.3 0.153
1 20 9.1 0.171
1.5 30 13.6 0.209
2 40 18.1 0.242
3 55 25.0 0.296
4 60 27.2 0.342

 

PEラインの4本編みと8本編みの違い

4本編み 8本編み
価格 安い 高い
強度 強い さらに強い
根ズレ 弱い さらに弱い
飛距離 伸びる さらに伸びる
ラインのハリ ややハリがある しなやか
糸鳴り しやすい しにくい

細かいところまで追求すると、PEラインは同じ号数でも4本編みと8本編みでも異なります。

PEラインは1本のラインを作るために、さらに細い糸で編み込んで作ってあります。

その編み込みを4本でやるか、8本でやるかということですね。

最近は12本編みもあるんですが、価格がかなり高いラインですし、バス釣りではそこまで必要ありません。

4本編みでも8本編みでも同じPEラインなので、基本的な性質は変わりません。

「比べるとこんな差がありますよ」という感じです。

もし選ぶとしたら、カバーまわりでは4本編み、オープンウォーターでは8本編みがおすすめというていどですね。

 

バス釣りでオススメのPEライン

8本編みのPEラインでおすすめなのがよつあみ(YGK) の「 Gソウル X8 UPGRADE」です。

*ちなみに、Amazonが一番安く、送料無料で買えるのでお得ですよ。ラインは釣具屋で買うとむしろ損しやすいです。

8本編みのなかではリーズナブルなほうで、あるていどしなやかでコシがあるのでトラブルが非常に少ないPEラインです。

4本編みでおすすめなのは、サンラインの「スーパーブレイド5」です。

200m巻きで1200~1700円くらいで買えるので、高級フロロやナイロンよりも安く買うことができます。

この価格で買えるPEラインとしては、かなり扱いやすいと思います。

こちらで詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

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リーダーは絶対に必要なわけではない

リーダーがいらない場合

固いストラクチャーがない場所

合わせ切れしない太さのPEライン

ラインの違和感を感じにくいカバーまわり

リーダーが必要な場合

根ズレしそうなストラクチャーがある

キャスト切れ、合わせ切れしそうな細いPEライン

ラインの違和感を消したいとき

「PEラインにリーダーが必要なときはどんなとき?」って思う人もいますよね。

PEラインにリーダーをつけるのは、PEラインのデメリットをカバーするためにつけます。

PEラインのデメリット

根ズレに弱い

強い衝撃に弱い

ルアーにからまりやすい

これらのデメリットをカバーするためにリーダーをつけます。

PEラインがコンクリートや岩などの固いストラクチャーにこすれると、わりと簡単に切れてしまいます。

これを防ぐために根ズレに強いフロロカーボンをリーダーにつけておけば、多少の根ズレにも耐えてくれるようになります。

また、PEラインを直結でルアーにつけると、結束強度が落ちてしまうんですよ。

結び方にもよりますが、ルアーとPEラインを直結にすると、直線強度のだいたい60%ほどの強さしか出すことができません。

金具とPEラインがすべりやすく、摩擦熱で切れやすくなるからだと思います。

たとえば、1号20lbのPEラインでも、直結で結ぶと12lb前後の強度しかでないということですね。

太いPEラインなら直結でも十分強いかもしれませんが、細いPEラインだとルアーとの結び目で切れる可能性が高くなります。

PEラインは強い衝撃にも弱いので、合わせ切れもしやすくなります。

本当のところはバスに聞かないとわかりませんが、ラインの色や糸鳴りを嫌ってリーダーをつける人もいます。

リーダーがあったほうが集中して釣りができるならそのほうがおすすめです。

リーダーの結び方についてはこちらを参考にしてみてください。

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逆に、カバーまわりでPEラインを使うときは、ラインの存在感が目立ちにくいため、PEラインを直結にして使う人が多いです。

ただし、太いPEラインは根掛かりしたときに非常に切りにくいです。

細くてもひっぱり強度が高いので、手でひっぱってもなかなか簡単に切れないんですよ。

間違ってもPEラインを手元で切らないでくださいね。

太いPEラインで根がかったときは、竿からラインを出して、ラインブレーカーを使って結束部分で切れるように引っ張りましょう。

下手に手でひっぱると、ラインが食い込んで手が切れるかもしれないので注意してください。

こういったメリットとデメリットをふまえて、リーダーをつけるかどうかを判断しましょう。

動画での解説はこちら

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