「とにかくバスを釣りたい!」と思うのであれば、ワームでの釣りは欠かせません。
とはいえ、種類も多く、形もよく似ているのでどれが本当にいいのか分かりにくいですよね。
ここでは初心者の人でもよく釣れるということはもとより、値段や耐久性・応用範囲なども含めて総合力で判断しています。
最近はワームの値段も上がってきているので、とくにコスパを重視してランキング形式で紹介しています。
ストレートワーム
第1位:ZBC(ZOOM)「スワンプクローラー」
- 1本35円コスパ最強でめちゃくちゃ釣れる
- ハリ持ちがよくて何度も使える
- バリがある個体はさらによく釣れる(かも?)
ストレートワーム堂々の第1位はZBC(ZOOM)のスワンプクローラーです。
なんと言ってもめちゃくちゃよく釣れるのに、860円で25本入り、1本あたり35円くらいという圧倒的な安さですね。
他にもよく釣れるストレートワームはあるんですが、ここまで安いのはスワンプクローラーぐらいですね。
コスパ抜群というか、これを使い始めたら日本メーカーのワームが使えなくなってしまいます。
逆に言えば、日本メーカーのワームは高すぎっていうことでもありますけど。(レインズとケイテックはけっこう良心的な価格設定だと思います)
ワームの素材自体も身切れしにくく、適度なハリがあるためよく釣れます。
スワンプクローラーの良さを引き出すためにはネコリグ・ジグヘッドワッキーがおすすめです。
ちなみに、製造するときにできるバリ(ワームの側面にできる薄皮みたいなもの)がある個体があるんですが、そのバリがあるほうが複雑な波動が出てよく釣れるという人もいます。(僕もそう思う一人です)
どうしてもバスを釣りたい人、お小遣いの中でバス釣りを楽しみたい人はコスパも釣果も最強のスワンプクローラーをぜひ使ってみてください。
第2位:ゲーリーヤマモト「カットテール4インチ」
- どんなリグにも対応する
- 高比重でよく飛ぶ
- 素材がもろくて壊れやすい
第2位はゲーリーヤマモトのカットテール4インチです。
釣れないときの最終兵器として使っている人も多いかと思います。
カットテールという名前の通り、カーリーテールの尻尾を半分切ったようなワームですが、このテールとゲーリーヤマモト独自の素材が最大の持ち味です。
スワンプクローラーはネコリグとジグヘッドワッキーがおすすめですが、カットテールはどんなリグでもよく釣れます。
ネコリグとジグヘッドワッキーはもちろんのこと、ダウンショットでもいいし、ノーシンカー・ヘビキャロ・テキサス・スプリットショット、どんなリグにしてもよく釣れます。
ゲーリー素材ならではの高比重でよく飛び、フォールのときでもゆらゆらとなまめかしい動きをします。
ゲーリーヤマモトのワームもけっこう高いんですが、カットテールはその中では安いほうですね。
4インチは10本入りで780円ほど、1本あたり78円です。
スワンプクローラーの倍はしますが、今のワームはだいたいこれぐらいが平均価格ですからね。(スワンプクローラーが異常に安いだけっていうw)
弱点としては、ゲーリー素材ならではのもろいところです。
適度がハリがあるんですが、よく裂けるというか、力が加わるとグズグズになるんですよ。
塩がたくさん入っているのも原因だとは思いますが、1匹釣るとハリのところや尻尾がグズグズになります。
そうなったらフックの位置を頭と胴体で刺しかえたり、ライターであぶって補修しながら使うのもいいでしょう。
万能ワームでよく釣れるので、とりあえずバッグに1袋入れておいても損はしないと思います。
第3位:ジャッカル「フリックシェイク3.8インチ」
- ジグヘッドワッキー専用ワーム(ノーシンカーもOK)
- サイズ、バリエーション展開が豊富
- スワンプクローラー、カットテールと反応が違うときがある
第3位はジャッカルのフリックシェイクです。
スワンプクローラーとカットテールはハリがあって動きがキビキビしているのに対して、フリックシェイクは柔らかい素材からくるナチュラルさが持ち味ですね。
また、ストレートワームなんですが、独自のカーブフォルムにしてあるため、より繊細な動きをしてくれます。
おすすめのリグはフリックシェイクの柔らかさとカーブフォルムが活かせるジグヘッドワッキーです。
フリックシェイク自体がジグヘッドワッキー専用で作られていると言っても過言ではありません。
ネコリグにしたいときは、ネコフリックという別バージョンのほうがおすすめです。
他にもフローティングフリックシェイク、フリックシェイクサイトマジック、マイクロフリック、フリックシェイクロボなど、めちゃくちゃ枝分かれしています。
(用途によって特化させるために枝分かれしすぎててわかりにくいんですが、フリックシェイクさえあればだいたいはOKですw)
サイズ展開は2.8、3.8、4.8、5.8、6.8、9.8と6種類もあるので、自分がよく行くフィールドや、狙うバスのサイズで選ぶのもいいでしょう。
こちらもカットテールと同じく、身切れしやすいというデメリットがあります。
柔らかい素材なので切れやすく、バスが暴れたときにちぎれて飛んでいってしまいます。
カットテールのほうが使い道が広いんですが、値段はちょっとだけフリックシェイクのほうが安いかな。
10本入りで680円くらい、1本あたり68円となります。
カットテール4インチが1本78円と10円の差があるので、フリックシェイク3.8インチのほうがちょっと安いです。
ただ、ハリのあるカットテールやスワンプクローラーに反応せず、フリックシェイクのほうがよく反応する場合もあります。(逆のパターンもありますし、どちらでもいいときもあります)
状況によって付け替えて、どちらのほうが当たりなのか釣り比べてみるのもいいでしょう。
とりあえずストレートワームに関しては、この3つを持っておけば大丈夫だと思います。
スティックベイトワーム
1位:ゲーリーヤマモト「ヤマセンコー4インチ」
- 高比重で空気抵抗が少ないのでめちゃくちゃ飛ぶ
- ノーシンカーフォールで食わせる力が強い
- 逆刺しでも使えるためコスパは悪くない
スティックワーム第1位はゲーリーヤマモトのヤマセンコーです。
「スティックワームと言えば、ヤマセンコーでしょ!」というくらい知名度が高く、よく釣れるので1位にしました。
ぱっと見ると、ただのまっすぐな棒にしか見えません。笑(僕も最初に見たときは、「こんな棒切れみたいなワームで本当に釣れるんだろうか?」と疑問でした)
このただの棒に見えるヤマセンコーの使い方は、ノーシンカーでのフォールが基本です。(応用すれば、ジグヘッド・ワッキー・テキサスなどでも釣れます)
ただの棒切れに見えるワームを投げて沈めるだけ。
それだけでバスが釣れちゃいます。
どうしてただの棒が他のワームよりも釣れるのかというと、ゲーリー独自の素材とバランスが絶妙なんですよ。
ぱっと見るとただの棒なんですが、水中でフリーフォールさせると、微妙にウネウネとローリングしながら落ちていきます。
このちょっとした振動とフォールスピードがバスにはたまらないんだと思います。
ちょうど弱ったベイトが瀕死でピクピクしながら水中に沈んでいくのに似ているのかもしれません。(本当のことはバスに聞かないとわかりませんが、これでよく釣れることだけはたしかです)
塩入りで高比重、空気抵抗も少ないため、ノーシンカーでもよく飛びます。
とくにPEセッティングのスピニングではものすごく遠投できるため、琵琶湖のおかっぱりでブレイクを攻めるのにも重宝します。
フォールでの釣りが基本ではありますが、トゥイッチ・ジャーク・ズル引きしてもそれなりに釣れるのがヤマセンコーです。
10本入りで1,000円なので、1本あたりの値段はちょうど100円。
単価はけっこう高いんですが、ワームがぐずってきたら逆刺し・ワッキー刺しにしても使えるため、そこまでコスパが悪いわけではありません。
ノーシンカーのフォールが効果的な場所では、とりあえずヤマセンコーを投げてみましょう。
2位:OSP「ドライブスティック3.5インチ」
- どんなリグでも対応できる
- 大きさと素材のバリエーションが豊富
- コスパはいまいち良くない
第2位はOSPのドライブスティック3.5インチです。
デザイン的にはヤマセンコーよりも、ドライブスティックのほうが釣れるイメージがわくかもしれません。笑
ドライブスティックのほうが、ノーシンカーのフォールで自発的にアクションしていることがわかると思います。
先っぽがちょっと膨らんだテールをふりふりしながら落ちていきます。
3.5インチはボディが小さく、テールのアクションが大きいので小さいバスから大きなバスまで釣れる万能ワームですね。
サイズ感からしても、スモールマウスバスにも効果的なんですよ。
バリエーションも通常のドライブスティック3・3.5・4.5・6インチの他に、低比重のスペック2・塩なしのスペック2ノンソルト・重量アップでバックスライド特化のドライブスティックファットがあります。
基本はノーシンカーですが、スプリット・ヘビキャロ・テキサス・ワッキー・ダウンショット・ネコリグなど、ほぼすべてのリグと相性がいいのもドライブスティックの特徴ですね。
ちょっとした水の流れにも反応するので、川でドリフトさせる釣り方も有効です。
ただし、柔らかい素材を使っているので、ハリ持ちはあまりよくありません。
1匹釣ると頭が裂けてしまうこともよくあります。
そんなときはワッキー刺しか、逆付けセッティングでも使ってみてください。
逆付けセッティングにするとバックスライドするため、カバー奥を攻めるのにも効果的です。
3.5インチは830円で8本入りなので、1本あたり100円超えるためちょっと高いです。
だいたいどこのスティックベイトもこれぐらいの値段なのでとくべつ高いというわけではありませんが、ドライブスティックは壊れやすいためコスパがよくありません。
「小さくてもいいからとりあえずバスを釣っておきたい」、「1つのワームでいろんな釣り方をしてみたい」という場合は、ドライブスティックをためしてみてください。
3位:デプス「デスアダースティック5.5インチ」
- バランス設計がめちゃくちゃいい
- 小さな尻尾がついているのがポイント
- 大きいのでちょっと高い
第3位はデプスのデスアダースティックです。
かなりおおざっぱな説明になりますが、センコーとドライブスティックを足して2で割ったような形のスティックベイトワームです。(まったく違うという異論は認めます)
後方重心の大きなボディに、小さな尻尾がちょろんとついています。
こんな小さな尻尾に意味があるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、この尻尾がフォールで微振動することによって、ボディを揺らめかせながらフォールするようになります。
オフセットフックと後方重心のボディでちょうどいい具合にバランスがとれるようになっているので、フォールの姿勢が綺麗でゆっくり落ちます。
太いボディでの水押しに加えて、テールが微振動させるので、フォールの動きがなまめかしいんですよね。
また、あえて小さな尻尾をギルに噛ませることによってワームが不規則に動き、バスに食い気のスイッチが入ることもあります。
後方重心で空気抵抗も小さいのでベイトタックルで投げやすく、センコーよりもハリ持ちがいいと思います。
おすすめはノーシンカー・フリーリグ・テキサスです。
フォールとアクションをさせたときの倒れこみで釣れることが多いので、アクションさせたあとのポーズは長めにしたほうがいいでしょう。
価格は6本入り700円なので、1本あたり115円とけっこう高いです。
しかし、よく飛ぶ・ハリ持ちの良さ・ピンテールの微振動・大きいボディの水押しなど、デカバスを釣るために本当によく計算されたスティックベイトですね。
スティックベイトはストレートワームよりも高いため、フォールの釣りなどで代用できないときに使ってみるといいでしょう。
とりあえずセンコーを持っておいて、数釣りがしたいならドライブスティック、デカバスを狙うならデスアダースティックを追加してみるのがいいと思います。
シャッドテールワーム
1位:ケイテック「スイングインパクトファット4.8インチ」
- 強烈なウォブリングとリングボディでアピール力がある
- ブリスターパックなのに安い
- 耐久性もそれなりにある
シャッドテールワームの第1位は、ケイテックのスイングインパクトファット4.8インチです。
シャッドテールにはしっぽがよく動いて振動するウォブリングタイプと、ボディーが左右に揺れるローリングタイプの2種類があります。
このスイングインパクトファットは、テールがブリブリとよく動くウォブリングタイプのワームです。
おすすめはノーシンカー・ネイルリグ ・スイミングジグ(スコーンリグ)ですね。
スローに巻いてもしっかり動き、早巻きしても浮き上がりにくい、フォールの姿勢もいいのでしっかり設計されています。
しっぽがブリブリ動くだけでなく、リングボディがさらに水を動かすのでアピール力はシャッドテールの中でも最強クラスです。
濁った場所でもしっかりバスにアピールしてくれます。
また、ケイテックのワームは日本製にも関わらず、他のメーカーよりも安いんですよね。(他のメーカーは中国製で値段も高かったりする)
スイングインパクトファット4.8インチは5本入りで700円、1本あたり140円になります。
ストレート系のワームよりも高いんですが、これはシャッドテールワーム全般に言えることですね。
シャッドテールワームは形が複雑になりがちなので、1本あたりの単価も高くなります。
ただ、スイングインパクトファットは、すべてブリスターパックというワームが歪まないケースに入れて販売されています。
シャッドテールはしっぽが歪んでいたりすると動きが悪くなるので、細かなところまで配慮されています。
ワームの素材も崩れにくいので、耐久性もそれなりにあります。
シャッドテールワームで釣りたい場合、スイングインパクトファットを1パック持っていても損はしないでしょう。
2位:ゲーリーヤマモト「レッグワーム2.5インチ」
- バスを引き寄せる力と食わせが両立している
- ダウンショットのサーチベイトとして最適
- 細長いボディで裂けやすい
第2位はゲーリーヤマモトのレッグワーム2.5インチです。
他のシャッドテールワームとはちょっと違うタイプのワームなんですが、最大の特徴はとにかくプレッシャーに強いことですね。
プレッシャーが高くてスレているバスが多いところでも、とにかくよく釣れるワームです。
ワームの形状は小さいボディに、厚みのある尻尾がついています。
この尻尾が水中をかきまわすときと動かないときの差が激しく、アクションの明滅がはっきりしています。
2.5インチと小さなワームですが、アピール力が強いため、バスを引き寄せて食わせるまでの力が強いんだと思います。
おすすめはダウンショットです。
マスばりはもちろんのこと、オフセットフックにしてもよく動いてくれます。
ダウンショットというと1点シェイクをすることが多いんですが、このレッグワームに関しては横の釣りのほうが得意ですね。
しっかりシェイクして尻尾をきちんと動かすようにするのがポイントです。
効率よくバスを探せて、しかも食わせまでもっていけるサーチベイトとしておすすめのワームです。
欠点はゲーリー素材おなじみのもろいところですね。
とくにレッグワームは小さくて細長いボディなので、ぐずりやすいです。
値段は700円で10本入り、1本あたり70円とそれほど高いというわけではありません。
初場所で地形変化や底の地質を調べながらバスがいるかどうかを確かめていくためのサーチベイトとしてもいいですし、困ったときの最終手段として使ってもいいでしょう。
3位:ハイドアップ「スタッガーオリジナル6インチ」
- ウォブリングとローリングのバランスが絶妙
- 超デッドスローでもきちんと動く
- 1本あたりの値段は高め
第3位はハイドアップのスタッガーオリジナル6インチです。
シャッドテールワームの元祖と言われており、このタイプのワームはスタッガーオリジナルが最初みたいですね。(以前の名前はヴァイパーデザインからブルーザーという名前で販売されていましたが、どうも素材とカラーラインナップは違うみたいです)
動きはやや控えめなローリング+ウォブルのハイブリッドな感じです。
開発者の吉田秀雄プロいわく、集魚力と食わせの能力を絶妙なバランスにしてあるそうです。
たしかに魚をきちんとルアーまで引き寄せ、食わせるところまでもっていけますね。
スローでもなまめかしく動きますし、超デッドスローに引きたいならスイングインパクトよりもスタッガーオリジナルのほうが綺麗に動きます。
どちらかというと、クリアー〜ステインまでの比較的キレイな水質に強いと思います。
おすすめはウィードレス・スナッグレスを活かせるノーシンカー・ライトテキサス・スイムジグです。
価格は830円の5本入りで、1本あたり165円とやや高いです。
しかも、ちょっともろいので壊れやすいため、コスパもよくありません。
釣れるんですが、総合的にはスイングインパクトファットと比べるとちょっと見劣りするかなという印象ですね。
水質やバスが生息する密度などを考えながら、スイングインパクトとスタッガーオリジナルを使い分けるといいでしょう。
クロー・ホグ系ワーム
第1位:バークレイ「パワーホッグ4インチ」
- クロー・ホグ系のワームではだんとつに安い
- バークレイの匂いでしっかり食い込ませることができる
- どんなリグにも対応可能
クロー・ホグ系のワーム第1位は、バークレイのパワーホッグ4インチです。
正直クロー・ホグ系は選ぶのにけっこう悩んだんですよね。
というのも、カバーの中を釣るときには選ぶワームよりも、いかに美味しいポイントに入れれるかどうかが大事なんですよ。
なので、いいポイントにルアーを入れることができれば、どのワームでも釣れる可能性が高いんです。
最近は複雑なワームを作る技術が向上してきているので、甲乙つけがたいところがあります。
それでもこのバークレイのパワーホッグを1位に選んだのには、いくつかの理由があるんですよ。
まずクロー・ホグ系のワームとしては、ダントツで安いことです。
690円で7本入りなので、1本あたり100円をぎりぎり切ります。
クロー・ホグ系はワームの形が複雑なので、それだけ作るときの手間がかかってどうしても1本あたりの値段が高いんですよね。
それにも関わらず、パワーホッグは100円しないあたり、かなり安いと言えるでしょう。
もちろん安いだけじゃなく、バスを釣る力も十分あります。
パワーホッグは万能ワームなので、テキサス・ラバージグのトレーラーはもちろん、ヘビダン・ネコリグ・ジカリグ・フリーリグなどなんでもOKです。
最近のクロー・ホグ系ワームよりも細身なので、カバーの中に入れやすい形状になっています。
ワームの材質はわりとハリがあるタイプなので、キビキビとしたアクションが得意です。
あと、バークレイの特徴として、ワームの匂いがしっかりついているので、バスのバイトが深くなります。
テキサスなどでカバーに入れたあとは、フリーフォールさせることが多いですよね。
しかし、フリーフォールではアタリがロッドにまで伝わってこないので、ラインの動きをみるか、ラインテンションを張ってアタリをきく必要があります。
そのときにバスがしっかりワームを食い込んでいると、フッキングもしっかり決まりやすくなります。
デメリットとしては、ワーム自体に耐久性がないのですぐにボロボロになることですね。
総合的にみると、クロー・ホグ系としてここまで高いポテンシャルのワームはないので、絶対に1つは持っておきたいワームです。
第2位:エバーグリーン「キッカーバグ4.5インチ」
- 食わせに特化したワーム
- 足と触覚についている玉がポイント
- 1本あたりの値段はけっこう高い
第2位は、エバーグリーンのキッカーバグです。
このワームはどちらかというと、食わせに特化させたクロー系のワームですね。
大きくて太いボディ、触角と足・爪のバランスが非常にいいのでバスに食わせる力が強いです。
太短いボディがゆっくり倒れつつ、爪があとからでろーんと動いていくので、アクションの余韻が長いんです。
こちらが動かさなくてワームが勝手に動いてくれるので、フォールやアクションをさせた後のポーズは長めにしておくのがおすすめです。
触角や足の先端についている玉がまたいいアクションを出してくれるんですよ。
ボディ全体にプルプルとし振動を生むんでくれます。
また、足の玉がブルーギルにかまれて、バスにスイッチが入るときもあります。
値段はやや高く、830円で6本入り、1本140円弱です。
最近のクロー系・ホグ系のワームとしては普通くらいの値段ですが、ワーム全体としてはけっこう高いです。
おすすめのリグは、テキサス・ジカリグ・ラバージグのトレーラーです。
頭からオフセットフックを刺して、お尻にネイルシンカーを入れるとバックスライドワームになります。(ネイルシンカーはなくてもOK)
エビやザリガニを食べているフィールドでぜひ使ってみてください。
第3位:ZBC(ZOOM):ブラッシュホッグ
- ホグ系ワームの原点
- パーツをちぎって自分でカスタマイズできる
- 耐久性がある
第3位はホグ系ワームの元祖、ZBC(ZOOM)のブラッシュホッグです。
最初にブラッシュホッグが出たときは、「なんだこの奇妙なデザインのワームは!?」とみんなびっくりしたそうです。
今では普通ですが、こんな見た目のワーム、何を模倣しているのかわかりませんよねw
そして、多かれ少なかれ、各メーカーはいまだにこのワームのデザインを基準にしているように見えます。(人気すぎて買えないノリーズのエスケープツインもブラッシュホッグが原点です)
昔からすでにデザインとして完成されたワームですね。
このブラッシュホッグのいいところは、各パーツをちぎったりして自分なりの工夫ができるところにあります。
カーリーテールや触角をちぎってフォールスピードを早くしたり、ボディについているリングの上か下の一部をちぎってフォールスピードを遅くすることができるんですよ。
ボディが細身なのでカバーにも入れやすく、フッキング率もストレートワームとほとんど変わりません。
素材がしっかりしているのでハリ持ちもいいです。
値段は940円で8本入り、一本あたり120円弱とそれなりです。
ホグ系ワームは春先のプリスポーンのメスに効果的で、威嚇で口を食わせることができます。
正直パワーホッグとキッカーバグがあれば、たいていの状況には対応できると思いますが、原点であるブラッシュホッグも一度ためしてみてください。