旧彦根港は琵琶湖の真冬の定番スポットです。
有名なポイントである反面、釣り人も多く、それにともない迷惑駐車も多いので、いつ釣り禁止になるかわからない場所でもあります。
駐車できる場所について
注意!旧彦根港に隣接する公園駐車場は釣り目的での駐車禁止です。
毎年冬になると、この駐車場を釣り人が占拠してしまい、公園・図書館利用者が迷惑しているとのことです。
また、その手前の道路に路上駐車をする人も多く、毎年冬になると両側にカラーコーンがずらっと並べられます。
これは近隣住民が迷惑しているという証拠でもあります。
それでも旧彦根港が完全に釣り禁止になっていないのは、住民の方々が迷惑をかけないのであれば釣りをしてもいいと容認してくれているからだと思います。
路上駐車が合法な場所であっても、住民の迷惑になる場所には駐車しないほうが賢明です。
参考:路肩での安全な駐車方法
そうでなければ、ただでさえ釣り禁止が増えている今の状況をさらに悪化させてしまうことになります。
これは釣りをする上でのマナーにもなります。
旧彦根の場合は、すでに迷惑をかけているといることです。
おすすめの駐車場所は、三井のリパーク彦根市役所前です。
ここが旧彦根港に一番近い有料駐車場で、なおかつ平日は500円、休日は400円の上限設定がしてあるので安く利用することができます。
他にも駐車できる駐車場は彦根城近辺の有料駐車場ですが、こちらは利用時間が8:30~18:00と時間が決まっています。
これ以外に駐車できる場所がないのが旧彦根港のネックポイントですね。
旧彦根港での釣り方について
雪がちらつくような寒さでも、温排水のおかげで水温は15度以上あります。
地形的な変化がない水路なので、主なストラクチャーはウィードです。
温排水のおかげで真冬でもウィードが枯れることがありません。
居着きのバスもいるため、年間通じてバスは釣れますが、とくにおすすめなのは冬〜早春にかけてです。
ここは温排水が流れているため、真冬でも水温が15℃以上あります。
越冬するために本湖からバスが入ってきます。
小バスは本当にたくさんいるため、初心者の方がとりあえずバスを釣ってみたい、今日はたくさん数を釣りたいというときにもいいでしょう。
と言いたいところですが、最近は旧彦根港でのブラックバス駆除が活発になってきているので、真冬に近づくほど釣れなくなっています。
今までは投網でバスを漁師の人がバスをとっていたんですが、最近は船を出して巻き網漁のようにごっそりブラックバスをとっています。
話によると、旧彦根だけでワンシーズン数トンのブラックバスが駆除されるようです。
漁師の人とトラブルにならないように注意してください。
また、旧彦根港の老化・桜の木の保護にともない、立ち入り禁止場所があります。
- 水路の北側が老朽化にともない立ち入り禁止区間あり
- 桜の木の保護につき、南側の水路の一部も立ち入り禁止
立ち入り禁止区域に侵入していると、警察に通報されて調書をとられます。(じっさいに調書をとられている人を見かけたことあり)
逆ギレされても怖いのでなかなか注意する勇気が出ないんですが、駐車でもトラブル、漁師ともトラブルを起こせば本当に釣り禁止になってしまいかねません。
ブラックバスの駆除には賛否両論あるかと思いますが、トラブル・迷惑行為だけは起こさないように気をつけてください。
まあ、言われなくてもマナーを守ってトラブらない人はトラブらないし、言っても聞かない人がいるんでこれ以上ここで言っても仕方ないんですけどね。。
旧彦根港にはでかいバスも入ってくるので、小バスばかりというわけではありません。
旧彦根でデカバスを釣りたいなら、ルアーをでかくすることをおすすめします。
小さいとデカバスが口を使う前に小バスが釣れてしますからです。
ブルフラット5.8インチ・サカマタシャッド8インチなどのでかくて太いワーム・ビッグベイト各種がおすすめです。
旧彦根の一番奥はウィードが一年中生えています。
藻狩り船が入ることも多いんですが、それでもかなりのウィードが生えているのでベイトフィッシュもたまりやすく、バスのストック量も多くなります。
ウィードが濃いのでウィードと喧嘩しないような釣り方がおすすめです。
たとえば、シャッドテール・テキサス・ノーシンカーなどですね。
水路の部分はウィードがあまり生えていないので、自分が好きな釣り方をすることができます。
ただし、足元にはいたずら?で投げ込まれた自転車がたくさん沈んでいます。
水が綺麗なときに確認してみたところ、水路だけで20〜30台は自転車が沈んでいます。
足元にくるとひっかかるので、手前の2〜3mくらいまででルアーを回収しないと根掛かるので注意してください。
小バスを釣りたいなら、小さいワームのノーシンカー・ジグヘッドワッキー・ネコリグ・ダウンショットがおすすめです。
北湖のポイントをチェックするのにマップ本があると便利ですよ。僕はこの本に自分でいろいろ書き込んで、マイポイントを簡単にチェックできるようにしています。
旧彦根港から近いポイント
ここから北側にある近いポイント
ここから南に近いおかっぱりポイント
釣果報告
今回は家で寝て、明け方から釣りに行くことになりました。
ささっと息子をお風呂に入れて、寝かしつけながらいっしょに就寝。
目覚ましは事前に2時半にセットしておいたので、パッと起きて3時から出発!
4時にはポイントに到着するも、誰もいないw
Yahoo!天気によると、雨が降ったりやんだりするらしく、途中でゲリラ豪雨に合う可能性も。(高速では途中でどしゃぶり雨になったり止んだりを繰り返していた)
蒸し暑くなりそうだけど、びちゃびちゃになるのもやだし、最初からカッパを着て釣り開始!
数少ないウィードを狙うのがキーポイントか
案の定、雨が降ったり止んだりで蒸し暑かった〜。
帰るときにカッパを脱いだらしっとり蒸れ蒸れでしたw
とりあえず反応を見たかったので、テトラ周辺にスパテラ3インチのダウンショットワッキーを投げると、1投目のフォールで食っていたのかすぐに違和感が。
グーっと重くなるようなアタリで、そのまま巻き合わせ気味にフッキング!
釣れてきたのは小さなバスくんでした。
その後、まわりをささっと釣り歩いてみるものの反応はなし。
いつものポイントへ入り、丁寧に釣っていくことに。ここでも早々に反応がかえってくる。
暗いうちは水押しを強くするためにダウンショットワッキーにしていたけど、これがよかったのかは正直不明。
夜が明けて日が昇ってからもちょいちょい釣れた。
最大で30cm弱のバス。
小さいながらも鱗が綺麗でコンディションはよかったと思う。
やっぱりここらへんのバスは小さくてもコンディションがよくて綺麗だ。
ただ、やっぱりウィードは少なく、そんなにひっかかってこない。
釣れるのもウィードが感じられる箇所で反応がよかったように思う。
もうちょっと広く探ろうとキャロにしてみたり、ネコリグでの反応を調べてみたけど、どちらも不発でした。
そろそろ場所移動しようかなと思った矢先、おとんがデカいのをバラしたと報告を受ける。
場所はちょっと沖目のところらしく、やっぱりこのあたりを回遊していて、そのコンタクトポイントになってるのかもなぁ。
ロングカーリーテールを放置しておいたほうが釣れるかも。
本湖の水質がぜんぜんよくないってことで、ちょっと気になった旧彦根も帰りにチェックしてみることに。
この時期からでも旧彦根で小バスは釣れる
ここは生活排水や工場排水を浄化して流してるんだっけ?
とりあえず、浄化してるなら水質がまともかもということで状況を見てみたかった。
冬に有名なポイントだけど、この時期でもいちおう釣れるはず。
というか、人の少ない今だからこそ、のんびり釣れるっていうのもあるけどねw
一番奥のポイントはウィードが年中生えてるから、ウィードが少ない今年は逆にいいポイントになってるかもと期待して様子を見に行ってみた。
ちなみに、旧彦根港の公園駐車場は釣り人駐車禁止です。
車は住民の迷惑にならないところに停めましょう。
旧彦根の水をのぞいてみると、思ったとおりというか、思った以上に水が綺麗!水路の底まで丸見え状態w
ぱっと見ではギルが数匹見えるものの、バスの姿は見えないが期待はできそう。
ただ、水路に投げ込まれてる自転車が異様に多い。
ざっと見てみたけど、30台くらいは水に投げ込まれてるように見える。
なんのために投げ込むのかわからないけど、釣りにくいなぁ。(たぶんパクったチャリを証拠隠滅かなんかで捨てるんだろうな)
これ水が見えなくなったら根掛かりしまくりそう。。
一番奥のポイントに向かいながら釣り歩いていくことにしよう。
水中がよく見えるので、観察していると、ギルがたくさんいて、小バスもスクールしながら泳いでいる。
ここではスパテラ2.5インチのダウンショットという究極のセコ釣り仕様でいこうw
案の定、まだ叩かれていないためか、わりと簡単に反応してくれる。
1時間弱で小バス5匹とギル5匹くらい釣れたかな。
小さくても水中が見えるので、魚の反応がよくわかる。
今回はダウンショットでもフォールに反応するのはギルが多くて、シェイクするとバスが反応し始めることがわかった。
サイトフィッシングをすると、小さくてもどうすればバスが反応するのか、食わせるためのコツがわかりやすいからためになるね。
釣りながら一番奥のポイントに着いたんだけど、ここはウィードだらけで弱いタックルだと釣りにならない。
強めのタックルでトップやノーシンカーでやるといいのがかかるかもしれないな。
あと、ウィードの中にめちゃくちゃデカいティラピアがいた。
ここは温排水が流れてるから、ティラピアが死なないんだろう。
ワームを投げたけど、嫌がられて逃げてしまいましたw
今回は思うところがあって、スピニングに4ポンド1号のナイロンラインを巻いてみた。
使ってみた感想は、思った以上にいいかもしれない。
PEほどじゃないけどよく飛ぶし、アタリもとりやすい。
しかもラインが安いからすぐに巻き変えれるし。
もうちょっと使い込んでみて、特性や他のラインとの違いを研究してみたいと思います。
【2019年1月の釣行結果はこちら】