バス釣りで使うPEラインに結ぶリーダーの太さと長さの選び方

ライン
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「バス釣りでPEラインを使うとき、リーダーの太さとか長さってどれぐらいがいいの?」

PEラインを使うときのリーダーをどう選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

結論から言うと、リーダーの太さはPEラインの強度に合わせる場合と、PEラインとリーダーの太さを合わせる場合の2パターンがあります。

リーダーの長さは1m〜1.5mを基準にして、一番長くするときは竿の2倍、一番短いときは20~30cmにします。

 

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リーダーの太さは強度か号数で合わせる

PEラインに使うリーダーの太さは、強度で合わせる方法と、号数で合わせる方法の2種類があります。

強度で合わせる場合:PEラインの太さの5倍のリーダーを選ぶ

  • PEラインの強度を最大限に活かせる
  • 結び目に段差ができて、からまりやすくなる

ひとつはPEラインの強度とリーダーの強度を同じくらいに設定する方法です。

たとえば、PEラインの1号の強度は20lb(9.1kg)です。

これと同じ強度のフロロカーボンをリーダーにする場合は、5号の20lbを選びます。

FGノットでリーダーとPEラインを結束すると、だいたい80%~90%くらいの強度を出すことができます。

20lb×80%=16lb

0.4号のPEラインなら強度が8lbなので、フロロカーボンの2号をリーダーに選びます。

そうすると、

8lb×80%=6.4lb

PEラインの太さに対して5倍の太さのリーダーを選べば、PEラインの強さを最大限にまで活かすことができます。

もうひとつは、リーダーの太さに合わせる場合です。

 

リーダーの太さに合わせる場合:PEラインの太さの2〜3倍のリーダーを選ぶ

  • 強度がリーダーの太さまでになる
  • 結び目の段差が小さくなり、投げやすくなる

もうひとつの方法は、PEの太さの2〜3倍の太さのリーダーを選ぶ方法です。

なぜ強度ではなく、太さを基準にして選ぶのかというと、ライントラブルを少なくするためです。

PEラインはフロロやナイロンと比べても、細くて強度が高いラインです。

そのため、同じ強度でリーダーを選ぶと、ライン同士の太さにかなり差ができてしまいます。

じっさい、PEライン1号の太さと同じ強度のフロロカーボンは5号になります。

かなり太さに差がありますよね。

そのため、ロッドのガイドのなかにまでリーダーを入れると、ルアーを投げるときにガイドにリーダーとPEラインの結び目が当たってトラブルが起きやすくなります。

ガイドのなかにまで入るくらいリーダーを長くとる場合は、PEラインの太さの2〜3倍までの太さのリーダーをFGノットで結びましょう。

こうしておけば、ガイドに結び目がからまることなく、スムーズにキャストできるようになります。

たとえば、1号のPEラインを使うときは3号までのリーダー、0.4号のPEラインを使うときは1.2号までのリーダーを使うという感じです。

 

リーダーの長さは1m~1.5mが基本

PEラインのリーダーの長さは、目安として1m~1.5mにすることが多いです。

これはバス釣りにかぎらず、他の釣りでもこの長さが基準になります。

バス釣りでリーダーを一番短くする場合は、20~30cmくらいですね。

リーダーを長くする場合だと竿2本分、最大3〜4mくらいの長さまでです。

リーダーを短くすると、

  • 投げやすくなる
  • PEラインの浮力が活かせる
  • 表層系のルアーの動きがよくなる
  • リーダーの伸びが少なくなるのでアワセ切れ・キャスト切れしやすい
  • 固いストラクチャーでPEラインが切れやすくなる
  • リーダーが傷ついたり、ルアー交換すると結び直さなければならない
  • 車に積むときにPEラインがすれやすい

リーダーを長くすると、

  • キャスティングがしにくくなる
  • 水へのなじみがよくなる
  • 伸びる部分が多くなるのでアワセ切れ・キャスト切れしにくくなる
  • 固いストラクチャーで切れにくくなる
  • ボトムでの釣りがしやすくなる
  • ルアー交換したり、リーダーが傷ついても切りながら使える
  • 車に積んでもPEラインがこすれない

1m~1.5mを基準にして、キャスティングのしやすさ・狙う場所・ルアーの操作性で調節するようにします。

リーダーの結び目をロッドの中に入れないほうが投げやすくなります。

とくにPEラインとリーダーの太さに差があるとき(強度でリーダーとPEラインの太さを合わせるとき)は、なるべく竿の中に結び目を入れないようにしましょう。

もしリーダーを長くする場合は、PEラインの太さの2〜3倍の太さまでのリーダーにしておきましょう。

 

一番おすすめの結び方はFGノット

出典:YGKよつあみ

リーダーとPEラインの結び方で、一番おすすめなのがFGノットです。

FGノットのメリット

  • 結束強度が強い
  • 結びコブができない

道具を使わず、短時間で結束強度が強い結びができます。

また、結びコブが小さいので、ガイドの通りもいいんですよ。

リーダーを長くしてガイドの中に結び目が入ってしまうときは、FGノットにしておいたほうがトラブルが少なくなります。

ただ、FGノットは安定してしっかり結べるようになるまで練習しなければなりません。

FGノットの結び方は堀田式か、ツツミノット方式がおすすめです。

『超 簡単 FGノット』誰でもできる 堀田式 結び方! 初心者の方必見 !(PEラインとリーダーの結び方 FGノット)【結束シリーズ #8】

堀田式はこちらの動画が一番わかりやすいですね。

ツツミノット 村上晴彦 PEライン結束

ツツミノット方式も堀田式とほとんど同じですが、こちらのほうが安定して結束できると思います。

どちらも同じ原理なんで、自分がやりやすそうなほうを選びましょう。

FGノットはとにかく練習あるのみです。

これができるようになるとPEラインでの釣りが快適になりますよ。

PEラインのノットについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

バス釣りでのPEラインとリーダーのベストノットはFGノット(堀田式・ツツミノット)で決まり!
バス釣りでPEラインを使うならリーダーが必要な場面も多くなります。 そこでPEラインとリーダーとの結び方、ノットを覚える必要があります。 結論としては、バス釣りでPEラインとリーダーのベストノットはFGノットかノーネーム...

状況によってはリーダーなしでもOK

ちなみに、リーダーは必ず必要なわけではありません。

リーダーはPEラインのデメリットを解消するためにつけるのであって、状況によってはリーダーなしで釣る場合もあります。

PEラインのデメリット

  • 根ズレに弱い
  • 結束強度・強い衝撃に弱い
  • ルアーにからまりやすい

リーダーがいらない場合

  • 固いストラクチャーがない場所
  • 合わせ切れしない太さのPEライン
  • ラインの違和感を感じにくいカバーまわり

リーダーが必要な場合

  • 根ズレしそうなストラクチャーがある
  • キャスト切れ、合わせ切れしそうな細いPEライン
  • ラインの違和感を消したいとき

とくにウィードマットなどのベジテーションカバーには、太いPEラインの直結が効果的です。

細くてコシがないためウィードに入りやすく、伸びがないのでフッキングパワーをそのまま伝えることができます。

 

リーダーに使うラインはなんでもOK

基本的にリーダーに使うラインはなんでもOKです。

リーダー専用のラインもありますが、とくべつそれを用意しなくても、ふだんバス釣りで使っているラインをリーダーに使っても問題はありません。

基本的には根ズレに強いフロロカーボンをリーダーにすることが多いんですが、表層系や巻きもので使いたいならナイロンラインもおすすめです。

ちなみに、リーダーとして根ズレにもっとも強いとされる糸はシーガーのグランドマックスFXですね。

強度があって根ズレに強いのにしなやかな糸として絶対的な信頼を得ています。

コスパ最強のフロロカーボンといえば「フロロマイスター」ですね。

強くて安くて糸量も十分あります。

フロロで迷ったらとりあえずこれを使っておきましょう。

もちろんリーダーとしてでなくメインラインにするのもおすすめです。

激安だけど性能もいいナイロンラインといえば「カーボナイロン」です。

メインはナイロンなんですけど、フロロカーボンでコーティングがしてあります。

安くて使いやすい糸ですね。

ラインについてもっと詳しく知りたいならこちらを参考にしてみてください。

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PEラインに結ぶリーダーの太さと長さのまとめ

  • 強度で選ぶ場合はPEラインの5倍の太さにする
  • 太さで合わせる場合はPEラインの2〜3倍の太さを選ぶ
  • リーダーの長さは1m~1.5mを基準にする
  • 強度を合わせる場合はリーダーを短めにする
  • リーダーを長くする場合は2〜3倍の太さまでを使う
  • リーダーの結束はFGノット(堀田式かツツミノット)がおすすめ
  • 簡単に結びたいならオルブライトノット
  • 状況によってはリーダーなしでもOK
  • リーダーに使うラインはなんでもOK

動画での解説はこちら

PEラインに使うリーダーの太さと長さの目安・選び方を紹介します
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